姓名判断の計算方法と意味
姓名判断は漢字又はひらがな、アルファベットに至るまで画数を算出し、それをそれぞれの格に当てはめてどのような運勢なのかを調べることが基本です。
それぞれの格にどんな意味が秘められているのか。
これを知らねば姓名判断は成り立ちません。
ここでは姓名判断を構成する五格ニ運(天格、人格、地格、外格、総格、社会運、家庭運)
に秘められた意味、姓名判断の仕方、計算方法をご紹介していきます。
姓名判断は天格、人格、地格、外格、総格の五格(五運)のみの判断が主流ですが、ここでは社会運、家庭運の二格を加えた、合計七格(五格ニ運)での算出をご紹介しています。
七格(五格二運)の計算方法と意味
名前の画数を足した格。
大地にまかれた種は地中深くまで根を広げ、基盤を築いてから芽を出し太い幹へと成長します。 人間だって同じですよね。「地格」とは根のようなものです。 ですから、主に幼少期に影響します。 また、心の奥底に秘めたもう一つの性格を表します。 裏の顔というと何だか恐いような感じがしますが、 根はいつも地中に隠れてめったに顔を出さないものです。
そういった表に出ない性格が強く表に出るときは非日常的事態の時です。 つまりトラブルに巻き込まれた時などです。 恋は盲目というように、恋に落ちている時も普段と違った一面を表に出すものです。 恋愛傾向などもここの地格に影響を受けます。 土の中に隠れ、表には出さない部分である根。 大樹立命ではこれを「根格(こんかく)」といいます。
姓の最後の字と名の最初の字の画数を足した格。
姓名の中でも中心に位置する格です。
樹で表せば幹の部分に当たるとても重要な画数で主に中年期に影響します。
地格が裏の顔とすれば、人格は表の顔、つまり性格を表します。
人格形成の要になる格で、対人関係、恋愛、仕事、全てに関わりがあるのでここの画数の長所、短所を深く知り、自己を磨いてゆけば運も変わります。
大樹立命では「運のきしみは性格の歪みから」と捉えるためとても重要な格といえます。 中でも、姓名全体の和数である総格との関連は深いのも特徴です。 人格が性格だとすると総格は性質です。この二つにゆがみが生じていないか、これを学ぶだけでもずいぶんと「流れ」が変わることが多いので特に注意することが必要です。 大樹立命では樹で表される幹にあたるので「幹格(かんかく)」といいます。
姓の画数を足した格。
天格だけは自分の手で変えられない「宿命」に入る部分と言えます。 「どれだけあがいでも変えられない現実・・・」 こういうと少し怖く感じますが、要はDNAみたいなものです。 どんな生物でも0(ゼロ)から肉体をつくり出すことは出来ません。 人から人へ、親から子へと受け継がれてきたもの、つまり魂のらせんです。 この天格には吉も凶もありません。むしろ恐れ多いことだと思います。 大勢の人々が死と生を交互に繰り返し、その宿り傘の下にあなたが産まれてきた。
大樹立命では幹の枝からのびる大きな傘の様な緑々しい葉の部分として天格と捉えます。 その葉は霊葉と言います。 あなたが命として形成される前に関わった人達。 そこには両親も祖父母などももちろん含まれ、 あなたという魂へ辿り着くまでの経路が複雑に重なり合う霊葉の傘が天格です。 数多くの人生が霊葉の房としてつむがれた魂のハーモニーです。
やがて命が尽きたとき、人は霊葉として次世代を見守ることになります。 たとえどれほど家族や親族を憎んでいても、名字、姓がなければ社会生活はできません。 大切なのはここをバックボーンとして、どんな人生を築いてゆくのかということです。 大樹立命ではこれを霊葉の織り成す傘として捉えるため「葉格(ようかく)」といいます。
姓と名のすべての画数を足した格。
性格を表す人格(幹格)に対し、総格は性質を表します。
性格、性質とはとても良く似ていますが、大樹立命では性格を内、性質を外と定めます。
性質を簡単に言えば「運」のようなものです。
総格は姓と名、全ての和数ですから、性格、宿命、根っこにあるもの全てに影響します。
「運」は自分と全く関わりの無いところから勝手にやってくるものでしょうか?
その人の持つ気質、人間関係、環境、恋愛などいろいろなものに吸い寄せられるように 舞い込んで来るものです。 「なぜかいつもこんな結果に終わってしまう」 「あの人はいつもこういう結果をだしてくれる」など… 総格はその人の人生経路を示してくれるとても重要な格です。 それゆえ、晩年に強く影響することが多いのも特徴です。
総格が示す「性質」、人格が示す「性格」 これらを最重要視するのには理由があります。 それは表裏一体だからです。性格をもって性質を変えることが出来るし、 逆に性質をもって性格を変えることもできるからです。 「運」とは”流れ”のことです。それが追い風であろうと、そうでなかろうと何かをキッカケに 性格は少しずつ変化していきます。 逆に自分自身を変えることによって、行動も変わるし、対人関係も変わる、起こる事柄 も変わってくるのは当たり前です。
姓名判断も同じです。人格、総格とはそういった関係にあるのです。 運(流れ)を変えるなら自分から。これが運を開く基本です。 どうしても流れを巡廻させたい時、新しい自分になるための指針として「自分はこう生きていきたい」、その目標を名前に刻み込む。 その為に姓名判断を使った改命(改名)という手段があるのです。 樹全体を表す最重要格なだけに、大樹立命ではこれを「樹格(じゅかく)」といいます。
姓の最初の字と名の最後の字の画数を足した格。
天格(葉格)、人格(幹格)、地格(根格)、総格(樹格)は全てあなた自身を表す樹です。 それに対し、外格はその外側に位置する環境の部分になります。 その中でも外格は対人関係に影響します。 森の中で寄り添う樹もあれば、アスファルトの下に根付いている街路樹もある。 あなたを取り巻く人間関係を示す格なので、大樹立命では「隣樹格(りんじゅかく)」といいます。
総格から名前の最後の一字を引いた数
社会運も外格と同じように環境に位置する格です。 樹が太陽の恵みを受けて成長してゆくように、人も様々なものから恵みを受けて生活しています。 社会運は恵みを受ける場、つまり仕事に対して影響してきます。 どんな仕事を選ぶ傾向にあるか、仕事に対する取り組み方などをみることができます。 気候のように雨を降らしたり、暖かい光で照らしたりして樹を成長させる格なので、 大樹立命では「気候格(きこうかく)」といいます。
総格から姓の最初の一字を引いた数
ここも環境に属する格で言い表すならば土になります。 生まれてきた環境、教育、習慣など生活から受ける影響などを表している格です。 樹がそびえ立つ土台を意味する格なので、大樹立命では「土台格(どだいかく)」といいます。 外格(隣樹格)、社会運(気候格)、そして、家庭運(土台格)を副運と定義し、 大樹立命では外的要因を表します。
これら外的要因の格数に凶数があると人や環境に恵まれないというわけではなく、 全ては内から始まります。 確かに大事な格ではありますが、外からだけで自分は何もしないというのは虫が良すぎですから、まず自分を知り、自分自身を修正してゆくことが一番大切なことです。